「ワイドハイターって黒い服にも使っていいの?」
そんな疑問をお持ちの方は多いはずです。白物の黄ばみやシミ取りに定番のワイドハイターですが、黒やネイビーなどの濃色衣類に使うと「色落ちするのでは…?」と心配になるのも当然です。
しかも、ワイドハイターには現在5種類以上の商品があり、それぞれに成分や強さ、用途が異なるため、どれを選ぶかによって安全性も変わってきます。
本記事では、ワイドハイターの5つのタイプ(液体・粉末・スプレー)それぞれについて「黒い服に使えるか?」を科学的に分析。
さらに色落ちリスクを減らすための使い方のコツも、初心者向けにわかりやすく解説します。
ワイドハイターにはどんな種類があるの?まずは基本を整理!
「ワイドハイター」には5種類あります。
それぞれ成分や用途が少しずつ異なっており、「黒い服に使って大丈夫か?」を判断するには、まずこの違いを知ることがとても大切です。
番号 | 製品名 | 種類 | 主な特徴 |
---|---|---|---|
① | ワイドハイター EXパワー | 液体・濃縮 | 色柄物対応・抗菌・漂白・消臭・濃縮タイプ |
② | ワイドハイター PRO リキッド | 液体 | 抗菌成分4倍・ウイルス除去・生乾き臭にも対応 |
③ | ワイドハイター PRO 粉末 | 粉末 | 強力漂白・除菌・ウイルス除去・スニーカーや大物にも使える |
④ | ワイドハイター PRO 泡スプレー | スプレー | 部分汚れに最適・赤ちゃんの衣類にも使える |
⑤ | ワイドハイター(中) | 液体・無印 | 一番マイルド・色柄物にも安心・大容量コスパタイプ |
この表を参考にしながら、以下では「黒い服に使っても問題ないのか?」という視点で、ひとつずつ解説していきます。
>>ワイドハイターとキッチンハイターを混ぜるのは?を解説した記事はこちら!
ワイドハイター EXパワー(①):濃縮液体タイプは基本的に安心。でも注意も必要!
ワイドハイターの中でも定番人気のEXパワー。色柄物OKとされているこの製品は、黒い服にも本当に使えるのでしょうか?
酸素系漂白剤=色柄物OKだけど万能ではない
ワイドハイター EXパワーは、酸素系漂白剤の中でも高濃度タイプ。色柄物の衣類にも使用OKとされています。
実際に黒いTシャツやスウェットなどに使用しても、短時間であれば色落ちしないケースがほとんどです。
長時間のつけおきはNG!薄手の生地では変色例も
ただし、注意したいのは「高濃度×長時間」のつけおき。
特に化学繊維や汗を吸いやすい素材では、部分的に色が抜けてしまう事例もネット上に報告されています。
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洗濯機での洗剤併用 → OK(20〜40ml使用)
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つけおき洗い → 30分以内に済ませるのが安心
すすぎ不足でも変色を引き起こす可能性があるため、必ずしっかりすすぎましょう。
ワイドハイター PRO リキッド(②):最強の抗菌力だけど、色落ちにはやや注意
抗菌力に優れたPROリキッド。清潔志向の人に選ばれやすいタイプですが、黒い服との相性はどうなのでしょうか?
抗菌成分4倍が魅力。でも黒い服には過敏反応が出ることも
このタイプは、EXパワーの効果をさらに強化した上位モデル。
特に生乾き臭に悩んでいる方には絶大な人気ですが、黒やネイビーといった濃色衣類に使う際は注意が必要です。
メーカー自体は「色柄物対応」としていますが、実際には
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汗がしみこんだ襟元が色抜けした
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ジーンズの色が薄くなった
といったレビューも。
対応策:濃色衣類には「洗濯機で通常量」で使おう
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洗濯:衣類4kgに20ml使用でOK
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つけおき:短時間(30分以内)を厳守
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部分使い:黒い服への直接塗布は控える
黒い服の「除菌」「消臭」が目的なら、ワイドハイター中(⑤)や泡スプレー(④)の方が無難です。
>>ワイドハイターと食器用洗剤を混ぜるとどうなるかを解説した記事はこちら!
ワイドハイター PRO 粉末(③):強力すぎて黒い服には基本NG!
高い漂白力が魅力の粉末タイプ。ですが、黒い服に使うとなると慎重になるべき理由があります。
最もパワフルなワイドハイター。しかし黒には強すぎる
PRO粉末タイプは、酵素・漂白成分・アルカリ剤が含まれており、白物衣類やガンコなシミに特化した製品です。
公式にも「色柄物にも使える」とされていますが、粉末は液体よりも刺激が強く、黒い服には色抜けのリスクが高いです。
使用するなら、以下の条件を厳守!
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お湯は使わず冷水で(40℃以下)
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つけおき時間は15〜20分以内
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使用量は規定以下に抑える(10g/30L)
とはいえ、日常使いにはおすすめできないのが正直なところ。
白物タオルやスニーカー用と割り切って使うのがベストです。
ワイドハイター PRO 泡スプレー(④):黒い服に最適なピンポイント処理
部分的な汚れ落としに便利なスプレータイプ。黒い服にも安心して使えるかどうかをチェックしてみましょう。
部分汚れに集中できる優れもの。黒い服にも安心!
スプレータイプは、エリやワキなどの部分的な黄ばみ・ニオイにピンポイントで使えるのが特徴です。
成分は酸素系漂白剤+界面活性剤で、黒い服に使っても生地全体には広がりにくく、色落ちの心配が非常に少ないです。
使用のコツ
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汚れた部分だけにスプレー
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放置せずすぐに洗濯機へ
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乾いた黒い服に使う場合は、まず目立たない部分でテストを
スプレー直後に放置しないのが最大のポイントです。
小さな汚れ落としなら、最も安心して使えるタイプといえるでしょう。
ワイドハイター(⑤ 中・無印液体タイプ):マイルド処方で黒い服にベスト!
あまり知られていませんが、実は黒い服に一番適しているのがこのタイプかもしれません。その理由を解説します。
実は「一番色落ちリスクが低い」のがこのタイプ
あまり目立たない存在ですが、実はこの「中」タイプが最も安心して黒い服に使えるワイドハイターです。
濃度が抑えめなぶん、黒や紺といった濃い色でも色あせの報告が非常に少ないです。
普段使いの洗濯補助におすすめ
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通常洗濯時:40〜80mlを洗濯機に投入
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消臭・抗菌効果もバランス良し
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柔らかい風合いも残しやすい
色落ちテストをするまでもないほどマイルドな漂白力なので、黒い服メインで洗う方には最も適したワイドハイターです。
まとめ:黒い服に使えるワイドハイター、選ぶならどれ?
これまで紹介した内容をもとに、黒い服に使うワイドハイターとして最適な製品をランキング形式で振り返ってみましょう。
おすすめ順 | 製品名 | 色落ちリスク | コメント |
---|---|---|---|
第1位 | ワイドハイター(⑤ 中・無印液体) | ◎ | 色落ちしにくく、普段使いに最適 |
第2位 | PRO 泡スプレー(④) | ◎ | ピンポイント処理に特化、色も安心 |
第3位 | EXパワー(①) | ◯ | 適量・短時間で使えば問題なし |
第4位 | PRO リキッド(②) | △ | 効果は高いが、長時間つけおきは注意 |
第5位 | PRO 粉末(③) | × | 黒い服には基本NG、白物専用に |
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